2020-01-01から1年間の記事一覧

「何でも喜ばせてもらいなさい」

天理教では、「喜ばせてもらいなさい」とよく言われます。とくに、良くないことが起こったときや、自分の意志に反する選択を迫られたときに、親など目上の方から言われることが多いようです。 では、例えば病気やケガをしたとき、「喜ばせてもらいなさい」と…

鳴物の歴史は生きている

3カ月ほど前、人生で初めて「鳴物を教えるように」と御命を頂きました。未来に胸膨らませる20代の若者に、打ち物の手ほどきをせよとのことです(私も20代ですが)。 鳴物の打ち方を復習するとともに、その歴史も一応調べておこうと思い、本などを読みあさっ…

天理教の先生

小学校からの友人Tとフィアンセの話(7月30日投稿「これでええねん」)から、もう一つ。 Tが学校の先生をしているのは知っていましたが、フィアンセの職業は知りません。尋ねると、Tとは別の学校の、これまた先生でした。彼女は自然の流れで、私の職業を尋ね…

人のあやまちは

4年ほど前から、『信者の栞』を読んでいます。これは日記とともに毎日のルーティンワークになっていて、私の生活には欠かせないものになっています。 すでにご存じの方も多いかと思いますが、目次をあげておきましょう。 一 みかぐらうた 一 親神様の御守護 …

かりものの世界に生きる

昨年、8年使い続けたパソコンを買い替えました。以前のものは起動するのに3分もかかっていたのに、新品くんはなんと10秒。すべての作業が快適になりました。 ある日、いつものように作業をしていると、突然画面が真っ暗になり、電源が入らなくなってしまい…

透明のビニール傘

ある雨の日のこと。 私は、傘をさして帰途についていました。家の近くの細い路地を進んでいると、向こうからいたいけな少女が歩いてきます。高校生くらいでしょうか。彼女はずぶ濡れになり、何か悟りを開いたような、神々しい顔つきで歩いていました。雨から…

話の聞き方

朝づとめの後に詰所で行われる「朝席」に参加していたときのこと。そこでは、毎朝2人ずつ、5分程度のひとこと話をすることになっています。その日、ある女子青年Mが八足の前に座り、話を始めました。 私の大学の後輩で、普段から親しくしている彼女は、話上…

「これでええねん」

「久しぶり! 今日ヒマ?」 幼なじみのTが結婚することになり、フィアンセを連れておぢばにやってきました。天理に初めて来たという未信の彼女を神殿案内した彼は、もうひとりの幼なじみMに会いに行く前に、私に電話をかけてきたのです。 Tは「俺、天理教や…

「こうまん」をなんとかしたい

私には、得意なことがあります。 それは、人の欠点を見つけることです。いやらしいですね…… 見つけようと意識しているわけではなく、どうしても目についてしまうのです。時には、それを本人に突きつけてしまうことも。今まで僕に傷つけられたという体験のあ…

きゅうりの収穫

最近、家庭菜園を始めました。荒れた土地を父と耕し、妻と苗を買って植え付け、日々のお世話は主に妹が、というように、家族総出で育てます。 そして時は流れ、収穫の季節に。 ある日の朝、きゅうりが見事に成っているのを見つけました。恥ずかしながらスー…

「理解」と「体解」

信仰には、大きく2種類あると思います。 「理解」している信仰と、「体解」している信仰。体解とは深谷忠政先生の造語で、頭で理解している状態にとどまらず、からだ全体で、まるごと分かったという状態を指します。信仰者なら、誰しも教えを「体解」したい…

タオルの干し方

以前勤めていた部署で、タオルを洗って干すという仕事がありました。何てことはない、誰にでもできる簡単な仕事です。私は最初こそ時間をかけて丁寧にやっていましたが、慣れてくるにつれて短時間でできるようになってきました。「少ない労力でキレイに」を…